ミニセグウェイ基礎知識|いったいどんな乗り物なの?

両足を乗せて重心の移動で前後左右に自由に動けるミニセグウェイ。

その動きや走り回っている様子を見ていると、思わず乗ってみたい!と思ってしまう乗り物ですよね。

まるで立ったまま地面を水平移動しているように見えるさまは、まさしく未来のビークル!の雰囲気が漂っています。

あのジャスティン・ビーバーがプロモーションビデオで実際に乗っていたり(どれだけ練習したんだろう、めちゃくちゃ上手いです)

テレビのバラエティ番組やユーチューバーの動画でもいろいろ紹介されることが多くなってきたミニセグウェイ。

ここでは、ミニセグウェイの基礎知識として、知っておきたい内容をまとめました。

ミニセグウェイとは

まず大前提ですが、ミニセグウェイという名前の商品はありません。

もともとはアメリカのディーン・ケーメンという人を中心に開発されたセグウェイという電動立ち乗り二輪車がありますが、それの小さいサイズ版としてミニセグウェイという名前で呼ばれるようになりました。

ただ、通称が商品名のように認識されている現状はなんとも微妙な感じですね。

人気モデルを発売しているキントーン(Kintone)の公式ページでは、本家セグウェイとは関係がないことや、ハンズフリータイプのバランススクーターという記述があります。

ほかにもホバーボードと呼んでいるメーカーもあります。

ミニセグウェイの速度はどれくらい出る?

ミニセグウェイがどれくらいの速度が出るのでしょうか。商品によって多少の差はありますが、概ね最高速度は10kmあたりに設定されています。

「なんだ10km程度か」と思ってしまうかもですが、実際に乗るとわかるんですが、最初は怖くてとてもじゃないですが最高速度を出せる感じにはなりません。

人が普通に歩く速度が4km前後、ゆっくりめのジョギングが8kmくらいですので、10km、しかもミニセグウェイで出す速度と考えたら結構速いスピードだと思います。

ミニセグウェイは公道を走れるの?

残念ながら、現在の日本ではミニセグウェイで公道を走ることはできません。

ちなみに公道というのは具体的な定義としては定められてないのですが、一般的に国道、県道、市町村道のことをいいます。つまり私たちが道路と呼んでいるほぼ全てのものです。歩道も道路なので走れません。

もし公道を走っているところを警察に見つかったら最悪の場合逮捕や罰金といったリスクもあるので、絶対に道路では乗らないようにしてください。

何kmくらい走れるの?

ミニセグウェイはモーターを動力にしているので、当然ですがバッテリーが搭載されています。

ですのでバッテリーがなくなったらもう走ることはできません。満充電にしてからの航続距離ですが、これも商品によって多少ことなりますが、およそ20km前後は走れるものが多いです。

20kmって結構な長距離ですよね。首都圏で言えば東京駅から川崎市、荻窪駅、蕨駅、松戸駅、西船橋駅あたり、大阪なら市内から豊中市、寝屋川市、高槻市あたりまでの範囲になります。

ミニセグウェイは坂道を登れるの?

ミニセグウェイのモーターはなかなかパワフルですので、少々の坂道は問題なくクリアしてしまいます。

じゃあどれくらいの角度の坂を登れるかというと、最も人気のモデルで管理人も購入した「キントーン」なら、最大25度の傾斜でも登れるようになっています。

ただ、乗る人の体重によっても変わりますし、坂が急になるほどモーターや車体の負担が大きくなるので、最悪壊れてしまう危険も。

あまり急な坂を連続走行するのは止めたほうがいいです。

ミニセグウェイはどんな種類があるの?

ひと口にミニセグウェイといってもいくつかの派生モデルや、かなり変わった形のモデルがあります。

まずはタイヤサイズを大きく太くしたオフロードモデル。タイヤの径が大きいと車高があがるので、少々の凸凹でも走れるようになっています。

またミニセグウェイは車体の両端にそれぞれ車輪がありますが、中央部分に一つだけ車輪があり、スケボーのように横に乗って進むものもあります。

さらに、一つの車輪を挟むように足を乗せる一輪車のようなタイプもありますし、初心者には乗りやすい、ハンドルの付いたミニセグウェイもあります。