「人が乗って手軽に走れる遊具」といえばスケボーが昔からの定番です。
近年ではセグウェイの人気も高まっていますが、いわばスケボーとセグウェイが「合体」したマシン、それがキントーンZ1とブースターボードです。
どちらも「未来」を感じさせるとても面白いマシンのキントーンZ1とブースターボードの特徴をそれぞれチェックしてみました。
日本ではまだまだこの手の「電動マシン」の理解・普及が遅れていますが、これらのマシンを見たら欲しくなる人も多いはずです。
セグウェイとスケボーが合体!話題のモデル「キントーンZ1」
キントーンZ1はセグウェイとスケボーが合体したかのようなマシンです。
日本ではまだまだあまり見かけないものの、既に海外では人気も高まっており、人気youtuberがキントーンZ1を楽しんでいる動画も珍しくありません。
そんなキントーンZ1がどのようなマシンなのかをチェックしてみましょう。
キントーンZ1の概要
キントーンZ1は広義としては「電動スケートボード」になります。
通常のスケボーは自分自身の力で動かさなければなりません。そのため、初心者にとっては少々難しいものの、慣れれば自分独自の走りを楽しめるようになります。
しかし、キントーンZ1は初心者でも電気の力で進めます。もちろんテクニックがあれば通常のスケボー同様、様々なスタイルを楽しめますが、電動ということもあって通常のスケボーよりも難易度が低く、さらには疾走感も楽しめます。
但し、裏面にバッテリーが装備されていることから、ボードの底面を使って楽しむカーブトリック・レールトリック といったテクニックは行えません。
キントーンZ1の乗り方
キントーンZ1は電動スケートボードなので、乗り方は通常のスケボーと同じスタイルです。
デッキに乗り、自分の楽しみたいよう楽しむことになりますが、キントーンZ1は電動のリモコンにてコントロールが可能です。
ライフルの持ち手のようなデザインのリモコンは片手でも簡単に操作できるだけではなく、高速回転モードと低速回転モードの2パターンがあるのでシチュエーションに合わせて楽しめるだけではなく、止まることもできます。
通常のスケートボードは止まる方がテクニックが求められますが、キントーンZ1では手元のリモコンで簡単に止まれるのでスケボーが苦手な人でも楽しめます。
キントーンZ1の走行性能
キントーンZ1は最大20km/hでの走行と一度の充電で15kmの走行が可能です。
通常のスケボーと比べると、上級者よりは遅いものの、初心者よりは速いレベルです。
バッテリーが搭載されているので重さがある分、上級者が操るスケボーと比べると遅く感じるかもしれませんが、初心者が乗った場合を比較すれば相当速く感じることでしょう。
キントーンZ1の値段
キントーンZ1の価格は38,900円。
リモコン、充電池、取扱説明書がセットになっています。ミニセグウェイと比べると比較的リーズナブルです。
セグウェイとスケボーが合体!話題のモデル「ブースターボード」
見た目はスケボーそっくりな点は先に紹介したキントーンZ1にそっくりですが、最大速度が速い点が特徴であり、人気の理由でもある「ブースターボード」は、スケボーにブースト機能が搭載されています。
またキントーンZ1と比べると遊びの範囲も広がっている点も特徴です。
ブースターボードの概要
ブースターボードはスケボーの車輪部分にモーターが搭載されています。
これにより、最大32km/hのスピードを楽しむことができます。
通常のスケボーや先に紹介したキントーンZ1よりも速度の面で両者を上回っていることが分かりますが、スケボー上級者でも楽しめる点も特徴です。
先に紹介したキントーンZ1の場合、デッキの裏面全体にバッテリーが取り付けられていますので、デッキの裏面を使ったトリックは楽しめません。
ですがブースターボードの場合、車輪周辺のみにブースト機能が搭載されているだけなので、トリックも十分に楽しめます。
つまり通常のスケボー感覚で、速度を出す時のみ速さを楽しめるのがブースターボードの特徴です。
ブースターボードの乗り方
ブースターボードの乗り方は通常のスケボーと同じです。
こちらもキントーンZ1同様、片手で操作できるリモコンを持ちながらデッキに乗って楽しみます。基本的には通常のスケボーやキントーンZ1と同じなので、スケボーの上級者だけではなく、初心者でも楽しめます。
ちなみにスマートフォンと連動させることで残りバッテリーの情報も把握できますので、楽しんでいたのに急にバッテリーがなくなることを回避できます。
また、スマートフォンの汎用性を考えるに、今後更に様々な形で連動することが予想されますので、ブースターボードはまだまだこれからに期待できるスケボーだと分かります。
ブースターボードの走行性能
ブースターボードの最大の特徴は速度です。
32km/hはスクーターと同レベルの速度なので、原付と並んで走ることも可能です。
この速度は通常のスケボーの場合、上級者でなければ出せないレベルですがブースターボードであればスケボー初心者でも問題ありません。
また、一度の充電でスタンダードモデルは10km、上位モデルの場合には20kmまで走行可能。軽く遊ぶ程度であれば何ら問題ないことが分かります。
ブースターボードの値段
ブースターボードの定価は999ドル。およそ10万円以上となっています。
キントーンZ1や安いセグウェイよりも高く設定されていますので、なかなか気軽に手が出せないかもしれませんが、速度を体感したいのであれば購入する価値があるのではないでしょうか。
まとめ
キントーンZ1とブースターボードをそれぞれ紹介させていただきました。
スケボーではあっても、電気の力によって通常のスケボーでは簡単には出せない速度を実現しました。特にブースターボードの場合、トリックも楽しめますので上級者でも納得できるのではないでしょうか。
キントーンZ1にせよブースターボードにせよ、日本の公道を走らせるとなるとセグウェイ同様様々な問題があるとはいえ、私有地で走らせるだけでも楽しい時間を味わえるはずです。